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危険な熱中症のおはなし

ペットクリニッククローバー動物看護師・よつば犬のようちえんトレーナーの石﨑です。

毎日、うだるような暑さが続いておりますねsweat01
夏バテをした事がない私も、今年は少々ばててしまった日がありました。
涼しい部屋から急に暑い外に出るなどの出入りを繰り返すだけでも自律神経の乱れで体調不良を起こす事があるそうです。
昔と違い近年では夏場の気温の上がり方が驚異的に急上昇しているのだとかdash

人間だけでなく、動物達にも当然熱中症はあり気を付けなくてはなりません。
7月からご来院された患者様にお配りしているクローバー新聞第62号のテーマも『熱中症』です。
ここで少し新聞の内容をご紹介いたします。


まず、熱中症とは簡単に説明すると
高い気温や湿度によって体温が上がり脱水を起こしたりして、
全身に生じる症状
をいいます。


人間は全身に分泌腺があり、暑い時に汗をかき体温を下げようとする機能がありますが犬や猫は汗をかく分泌腺が足の裏や鼻付近などの一部しかなく汗をかく事ができないのです!

ですから口を開け(*´Д`)ハァハァと呼吸をしたり涼しい所で寝そべるなどで体温を下げるしかなく、
人間より犬猫の方が熱中症になるリスクが高いのです。

そして熱中症で一番怖いのが死に至るという事も多いという事です!!!!


では、どうしたら熱中症予防ができるのかというと、

⒈屋内は快適な温度と湿度を保つべし
 犬は室温18~26℃ 猫は室温25~26℃ 湿度は犬猫ともに60%がいいそうです

⒉いつでも水が飲める環境にすべし
人も動物も熱中症対策で重要なのは水分補給です!
ペットの動線に合わせて複数用意するのもおススメです

⒊犬の散歩は涼しい時間にいくべし
人間より体高が低い犬は地面からの照り返しで体感温度がぐんと上がります。
ですから熱中症になりやすいのです。

夏場の散歩は早朝と夜間の日が沈んだ涼しい時間帯にいきましょう


最も熱中症になりやすいのが、
danger
シニア期・子猫、子犬期体温調整が上手くできない
danger【肥満の子】厚い皮下脂肪で体に熱がこもりやすい
danger【短頭種の子】マズルが短いので吸い込んだ空気を十分に冷やしにくい
danger【足の短い子】地面の暑さの影響を受けやすい

もしも熱中症になってしまった場合は・・・・・
呼吸が荒くいつもと様子がおかしい場合は速やかに動物病院に連絡をしましょう。
家で出来るケアとして
体を触って熱いと感じたら、太い血管がある首、脇、内股などに保冷剤をタオルで巻当てたり、濡らしたタオルで体を覆い扇風機やうちわであおぐのもいいでしょう。

兎にも角にも熱中症にならないように予防対策をしっかりしてあげ今年の暑い夏も乗り切りましょう!



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