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犬猫の中医学

当院では、最新の西洋獣医学による診療を取り入れながら、東洋獣医学の考えをバランスよく取り入れた、中西統合獣医学による診療をおこなっています。


犬猫の中医学

ペットクリニッククローバー
院長
獣医師
国際中師 藤井 和恵

当院の院長は獣医師としての臨床経験を経てから「国際中医師」を取得しています。
当院では西洋医学と中医学(東洋医学)の優れた点を補いあって治療効果を高めていくアプローチを取り入れています。
中西結合の獣医学の観点から、「病気にかかってから治す」だけではなく「病気を未然に防ぐための健康維持」を重要視して、日々の診察に取り組んでいます。

西洋獣医学によるアプローチをおこないながらも、

「出来る限り自然療法・代替療法を受けたい」
「西洋医学は副作用が強そう」
「痛いことはさせたくない」
「いつまでも元気で健康に一緒にいたい」
「もう歳だからしかたない」

そのような考えをお持ちの方にお勧めです。


症例紹介

足腰に痛みを抱えたジャックラッセルテリアさん

年を重ねるにつれて足腰が弱っ歩きがよちよちするようになり、西洋医学のお薬(痛み止め)を飲んでいたがあまり効果を感じられなかった。
飼い主様は少しでも痛みを緩和して歩くのをラクにしてあげたい、ということで血の流れを改善する漢方と体の根本の養生を整える漢方を処方しました。
その後、歩きが少しずつ軽快になり、また散歩を楽しめるようにようになりました。

ストレスによる難治性膀胱炎の猫

一般的な膀胱炎の治療をしていたがなかなか改善しなかった。
飼い主様との会話の中で、怖がり、お孫さんが来ると嫌がる、同居猫とよく喧嘩するなどストレスが多い事がわかりました。
精神を緩め、ストレス緩和を目的にした漢方を処方し、消えなかった鮮血反応や頻尿がなくなりました。

咳が増えてきた僧帽弁閉鎖不全症のチワワさん

西洋医学(強心剤、利尿剤、血圧の安定)のお薬は飲んでいたが、咳が増えてきている。
飼い主様はお薬だけ増えていくことに不安があったので、肺を守り、疲れた心臓に元気をつける漢方を処方しました。
咳の回数が減り、階段も駆け上る様になりました。

慢性の下痢が続いたプードルさん

朝は食欲がなくいつもお腹がギュルギュルなる。
誤食も多く、一度開腹手術を行なっている。
胃熱があると判断して腸内環境を整えるサプリと胃熱を取る漢方を処方し、安定するようになりました。


国際中医師とは

中国には、西洋医学を専門とする「西洋医師」のほかに、中医学(漢方)を専門とする「中医師」という国家資格が存在します。
中国政府がその中医師並みの知識レベルを有した「国際中医師」の資格を設けています。当院の院長はその国際中医師の資格を有しています。
国際中医師は、漢方処方など中医学の知識を求められる様々な場面で専門家として複雑な臨床症状に対応しています。人医療における薬剤師の方で国際中医師を取得されている方がいます。


西洋医学との違い

西洋医学との違い
西洋医学は病気自体を診るのに対して、東洋医学は身体全体のバランスの乱れを診ていきます。

経験に基づいた医療
西洋医学の歴史に比べて東洋医学の歴史は非常に長く、その経験に基づいた医学であり安全性が高いことが言えます。昨今では東洋医学の論文も発表され研究も進んでいます。

未病へのアプローチ(未病先防)
病気を引き起こす体質の乱れに対し、早い段階からアプローチして病気にならないように予防していきます。


西洋医学と併用するメリット

東洋医学のアプローチによって、その子その子の体質を把握することにより、将来起こり得る病気を予防していくことできます。

また、腫瘍性疾患や慢性腎臓病、心不全などに対してQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上を期待することができます。 合わせて、ステロイド、抗生剤などの副作用を軽減することも期待できます。


体質診断

ワンちゃん、ネコちゃんの体質を簡単に診断できます。
まずは知ることから始めてみましょう。


世界中医薬学会連合会

世界中医薬連合会(WFCMS)とは、55の国と地域、174の団体が加盟し、中医学の普及に取り組む団体です。
国際中医師資格は世界中医薬学連合会が認定する資格です。


日本ペット中医学研究会

当院は、日本ペット中医学研究会の会員となり、最新のペット中医学を取り入れ、診断・治療の向上に努めています。


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