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同じ症状・異なる原因
ペットクリニッククローバーの宮良です。
とうとう梅雨入りして、傘の出番が増える季節ですね
雨が続くと気持ちも少し曇りちがちですが、道端に咲く紫陽花の花の色どりは 毎日の気分を上げてくれるなと感じます。
この梅雨をこえるとあっという間に夏、季節の移り変わりは早いものですね
さて、今回のお話なのですが、
今月に入って、お腹を突然壊す患者さんがポツポツと増えています(一年通して下痢・腹痛の症状は出ますが)。
検便(ウンチの顕微鏡による検査)をしてみても、その子その子で結構原因が違うケースが多いです。
規制虫卵や原虫が原因となる事や、らせん状の菌が元気にクルクル遊泳していたり、アメーバがいたり、内容物が消化不良で脂ぽかったり、特に何も鏡検では出てこないがだんだんと出血やゼリー状の便が出てしまっていたり、、、
↑症状が酷く、落ち着かない場合によっては、血液検査やレントゲンが必要になることもあります。
下痢という症状ひとつにしても、治療方法が多数あります。
絶食で消化器を休める必要があるのか(子犬子猫などだと絶食は低血糖リスクも伴い余計に酷くなり危険なケースもあります)
抗生剤を使う必要があるか、駆虫薬を使うべきか
炎症を抑えるためのお薬を使うか、など・・・
下痢は長引くほど、症状が悪化し、完治するまでに時間が長くかかるケースが多いので
おうちの子のウンチがゆるいの。など気になる症状がありましたら、一度はやめに受診されることをおすすめ致します。
食事内容・量の指導も行っておりますので、ご予約の上相談頂けると、と思います
当院は完全予約制となっております。
☎048-998-5656
(ペットクリニッククローバー) 2022年6月 9日 15:20