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最近のエントリー
ブログ FIP
猫のFIP(猫伝染性腹膜炎)の治療薬について
埼玉県八潮市の動物病院 ペットクリニッククローバーの院長の藤井です。
私の大学の卒業論文はFIPについてでした。
https://ci.nii.ac.jp/naid/11000392020(中和抗体変異株を用いた猫伝染性腹膜炎ウイルス中和抗原決定基の解析)(古い文献が残っていますね)
幼いころから母と猫のブリーダーをしていたのですが、その猫たちにFIPが爆発的に流行ってしまいました。
アメリカから来た猫ちゃん1匹が持ってきたそのウイルスがほとんどの猫を蝕んでいきました。
何もできない自分、ただ苦しむ子たちを見守ることしかできなかった自分が悔しくて、大学に行き研究をしました。
獣医師になってもこの病気を完ぺきに治すことはできないまま20数年たっていました。
FIP(猫伝染性腹膜炎)は子猫に発症が多いウイルス感染症です。1歳前後の幼い猫に好発することが特徴です。
しかし年齢が進んだ子でも発症の恐れは十分にあります。
ウイルス感染症のひとつであり、FIPウイルス=猫コロナウイルスにより発症します。
しかし猫のコロナウイルスは多くの猫は悪さをせずに共存しています。(
おそらく半分以上の猫ちゃんはFCOV は持っていると思います。なのでコロナウイルス自体はほとんど無害と考えられています。
そうしたコロナウイルスを猫腸コロナウイルスと呼びます。
しかし、幼い猫では時にこの無害であるはずの腸コロナウイルスは強毒化することがあります。
いわゆる突然変異です。
この突然変異で生じたウイルスがFIPウイルスと呼ばれ、致命的な症状を呈します
・元気がなくなる
・食欲がなくなる
・発熱が治まらない
・目が濁ってくる
・黄色いおしっこをする
・wet型(腹水が溜まる)
・dry型(肝臓や腎臓に肉芽ができる)
・神経型(目が見えなくなる、落ち着きがなくなる)
等のタイプに分かれます。下に行くほど症状はきついです。
FIPの診断はウイルスの存在を腹水や血中から検出することで行います。
一般的には腹水でのPCR検査が有用です。
また抗体価検査も行います。
腹水が溜まっていない場合は、血液でのPCR検査や抗体検査にて判定します。
あとは年齢やストレスなどの環境の状況から判断します。
また血液検査での高蛋白質な値が特徴です。TP=Alb+Globですが、この中のGlob(グロブリン)が非常に高値になってきます。
「麦わら色」という特徴的な色とねばねばした腹水が特徴です。
治療法は確実に確定された方法はございませんでした。
ステロイド、インターフェロン、エネアラ、漢方、ホモトキシコロジー、ケトコナゾールなど
考えられるあらゆる方法を試しますが満足な結果は得られませんでした。
このまま指をくわえてい眺めているだけでいいのだろうか?を悩みました。
そこで、FIPを患った猫ちゃんを飼っていらっしゃる方は思いつくでしょう「MUTIAN」ですね。
ムチアンはアメリカの大学の先生が開発したお薬を認可される前から使用していました。そして異常にに高額ですよね。
そこで当院ではムチアンと同等の効果が期待できる他社からのお薬を入手することにいたしました。
少しでもFIPの猫ちゃんを救えたならうれしいなと思っています。
まだ入荷したばかりですのでまずはお悩みがあれば病院へ連絡を頂けると助かります。
先ずは注射を行います。(毎日)
また途中に飲み薬に変更できるか?をチェックします。(食欲や体重の増減、肝臓や貧血の値の検査を行います。)
注射、飲み薬で84日間の治療が費が必要になってきます。
当院では、この薬のみではなく漢方やホモトキシコロジーのようなお薬も併用して行います。
お気軽にお問合せ下さい。
お問い合わせの場合、体重や症状を先ずお伝えください。かかりつけの病院様で行った検査をした場合は必ず結果をご持参ください。
様々な検査の結果を総合的に診断を行ってからの治療になります。検査の結果が出ていない場合は見切り発車はで治療は行えません。
かかりつけにて検査をしている場合は結果が出てからご連絡をお願いいたします。
在庫状況によっては即日治療が行えない場合もございますことをご了承ください。
大まかな治療費の概算をお話しを行うことはできますので、お気軽にお問合せ下さい。(症状によりお薬の量が変わってきます。)
当院は完全予約制です。
FIPを疑う猫ちゃんの診察をご希望される場合は、ネット予約ではなく直接病院へお電話ください。
9:30~12:30
16:00~18:30まで電話に出ます。
お電話は 048-998-5656 日曜・祝日・第3水曜日は休診日になります。
#埼玉県 #八潮市 #草加市 #三郷市 #猫fip
私の大学の卒業論文はFIPについてでした。
https://ci.nii.ac.jp/naid/11000392020(中和抗体変異株を用いた猫伝染性腹膜炎ウイルス中和抗原決定基の解析)(古い文献が残っていますね)
幼いころから母と猫のブリーダーをしていたのですが、その猫たちにFIPが爆発的に流行ってしまいました。
アメリカから来た猫ちゃん1匹が持ってきたそのウイルスがほとんどの猫を蝕んでいきました。
何もできない自分、ただ苦しむ子たちを見守ることしかできなかった自分が悔しくて、大学に行き研究をしました。
獣医師になってもこの病気を完ぺきに治すことはできないまま20数年たっていました。
FIP(猫伝染性腹膜炎)は子猫に発症が多いウイルス感染症です。1歳前後の幼い猫に好発することが特徴です。
しかし年齢が進んだ子でも発症の恐れは十分にあります。
ウイルス感染症のひとつであり、FIPウイルス=猫コロナウイルスにより発症します。
しかし猫のコロナウイルスは多くの猫は悪さをせずに共存しています。(
おそらく半分以上の猫ちゃんはFCOV は持っていると思います。なのでコロナウイルス自体はほとんど無害と考えられています。
そうしたコロナウイルスを猫腸コロナウイルスと呼びます。
しかし、幼い猫では時にこの無害であるはずの腸コロナウイルスは強毒化することがあります。
いわゆる突然変異です。
この突然変異で生じたウイルスがFIPウイルスと呼ばれ、致命的な症状を呈します
・元気がなくなる
・食欲がなくなる
・発熱が治まらない
・目が濁ってくる
・黄色いおしっこをする
・wet型(腹水が溜まる)
・dry型(肝臓や腎臓に肉芽ができる)
・神経型(目が見えなくなる、落ち着きがなくなる)
等のタイプに分かれます。下に行くほど症状はきついです。
FIPの診断はウイルスの存在を腹水や血中から検出することで行います。
一般的には腹水でのPCR検査が有用です。
また抗体価検査も行います。
腹水が溜まっていない場合は、血液でのPCR検査や抗体検査にて判定します。
あとは年齢やストレスなどの環境の状況から判断します。
また血液検査での高蛋白質な値が特徴です。TP=Alb+Globですが、この中のGlob(グロブリン)が非常に高値になってきます。
「麦わら色」という特徴的な色とねばねばした腹水が特徴です。
治療法は確実に確定された方法はございませんでした。
ステロイド、インターフェロン、エネアラ、漢方、ホモトキシコロジー、ケトコナゾールなど
考えられるあらゆる方法を試しますが満足な結果は得られませんでした。
このまま指をくわえてい眺めているだけでいいのだろうか?を悩みました。
そこで、FIPを患った猫ちゃんを飼っていらっしゃる方は思いつくでしょう「MUTIAN」ですね。
ムチアンはアメリカの大学の先生が開発したお薬を認可される前から使用していました。そして異常にに高額ですよね。
そこで当院ではムチアンと同等の効果が期待できる他社からのお薬を入手することにいたしました。
少しでもFIPの猫ちゃんを救えたならうれしいなと思っています。
まだ入荷したばかりですのでまずはお悩みがあれば病院へ連絡を頂けると助かります。
先ずは注射を行います。(毎日)
また途中に飲み薬に変更できるか?をチェックします。(食欲や体重の増減、肝臓や貧血の値の検査を行います。)
注射、飲み薬で84日間の治療が費が必要になってきます。
当院では、この薬のみではなく漢方やホモトキシコロジーのようなお薬も併用して行います。
お気軽にお問合せ下さい。
お問い合わせの場合、体重や症状を先ずお伝えください。かかりつけの病院様で行った検査をした場合は必ず結果をご持参ください。
様々な検査の結果を総合的に診断を行ってからの治療になります。検査の結果が出ていない場合は見切り発車はで治療は行えません。
かかりつけにて検査をしている場合は結果が出てからご連絡をお願いいたします。
在庫状況によっては即日治療が行えない場合もございますことをご了承ください。
大まかな治療費の概算をお話しを行うことはできますので、お気軽にお問合せ下さい。(症状によりお薬の量が変わってきます。)
当院は完全予約制です。
FIPを疑う猫ちゃんの診察をご希望される場合は、ネット予約ではなく直接病院へお電話ください。
9:30~12:30
16:00~18:30まで電話に出ます。
お電話は 048-998-5656 日曜・祝日・第3水曜日は休診日になります。
#埼玉県 #八潮市 #草加市 #三郷市 #猫fip
(ペットクリニッククローバー) 2022年2月 7日 23:21
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