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ブログ 獣医師コラム: 2021年8月

目の傷は早めに治療を!

埼玉県八潮市/草加/三郷エリアの動物病院、ペットクリニッククローバーの宮良です。


コロナウイルス感染症が、今月中には1日の感染者数がとてつもない数字になると言われており、不安が募る日々が続きますが、



ワクチン接種という希望も徐々に一般にも浸透しはじめています。


万が一に備えて、ご自身や身近な方々のために対策を続けていきましょうclover






さて、日々耐えるのが大変な猛暑日が続きますが、


おうちのワンちゃん、ネコちゃんは体をかゆがっていたりしませんか?


気温が上がると、体の表面にもともといる細菌の増殖が活発になってくる事や、


エアコン(もちろん夏は必須です!)で、冷房でなく除湿を続けていて、ペットの体が乾燥しがちになり、


皮膚のバリア機能が低下している状態が続くと、


体のあちらこちらに湿疹が出来たり、たれ耳の子などだと特にお耳の中の炎症が起こってきたりします。


そんな痒い場所を必死になって体やお顔をポリポリポリ…としているうちに、うっかり目に自分の爪が当たってしまい、目の表面が傷ついてしまう事がありますweep


(また、外傷だけでなく、膿皮症も角膜潰瘍の原因の一つであるともいわれています)


目の表面は角膜という透明の層で覆われており、これが傷つくと、そこから酷くなると潰瘍や、感染症を起こしたりして目が見えなくなってしまうケースがあります。


一度角膜に傷が付くと、浅いものであれば薬を使用しながら治癒する事もありますが、潰瘍を起こしていると一部凹みや逆に再生して膨らみの様に瘢痕化してしまうものもあります。とても時間がかかるものもあるので、根気強い治療も必要となります。


病院では、角膜の傷に色素が一時的に沈着することで確認できるフローレス検査を行い、実際には傷がこのように見えてきます。


kaiyou.jpg


お家の子が、目をシパシパしている、開けづらそう、となった時はなるべく早めの診察をおすすめいたします。


ペットクリニッククローバー
☎048-998-5656
当院は完全予約制とさせて頂いております。


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